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ルイス・マクニース (Louis MacNeice, 1907-63)


英国詩人、ラジオ番組の脚本家。1907年北アイルランドのベルファストで生まれ、ベルファストの西隣の県アントリム(Antrim)のキャリックファー ガス(Carrickfergus)で育つ。父親はその地のアイルランド聖公会の教区司祭だった。オックスフォード大学マートン・カレッジで学び、人文学 課程では首席の成績をおさめる。またここで、オーデン(W. H. Auden, 1907-73)やスペンダー(Stephen Spender, 1909-95)と出会っている。大学卒業後の1929年から36年までバーミンガム大学で古典を教える。マクニースの詩は古典文学に大きな影響を受けて おり、36年には『アイスキュロスのアガメムノン』(The Agamemnon of Aeschylus)の翻訳を刊行した。30年代、マクニースは英国左翼詩人の主要メンバーのひとりであり、雑誌『新しい詩』(New Verse) への投稿によって詩人として広く知られるようになった。マクニースの詩にはふたつの功績がある。ひとつは母音韻、中間韻、傾斜韻などの韻律を戦略的に作品 中に用いていることであり、もうひとつは、子ども時代に親しんだアイルランド風なものとして、バラッド調の繰り返しを作品中に多用していることである。マ クニースとオーデンは1937年に『アイスランドからの手紙』(Letters from Iceland)を共同執筆している。1941年にはBBCで仕事を始め、それから亡くなるまでの約20年間、BBCの特別番組の制作と演出に関わった。1947年の『暗い塔』(The Dark Tower)はマクニースの著名なラジオ作品である。1930年代40年代はオーデンの活躍で目立たなかったが、現在ではオーデンの時代以降の最も重要な1930年代詩人として評価を受けている。 (H. N.)

原詩(英詩)
1.The Streets of Laredo